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京都市長選挙は4党推薦の松井孝治氏が当選

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京都市長選挙は2月4日に投開票され、無所属の新顔で、元民主党参議院議員の松井孝治さんが初当選しました。投票率は41.67%でした。

今回の選挙は、現職で4期目の門川大作市長が引退を表明したため、16年ぶりに新顔同士が争う形となりました。1月21日に告示され、選挙戦がスタート。門川市政への評価、京都市の財政再建、オーバーツーリズムの問題、人口減少対策などが争点となりました。

立候補したのは、弁護士の福山和人(ふくやまかずひと)さん、元京都市市議の村山祥栄(むらやましょうえい)さん、元自民党府議の二之湯真士(にのゆさとし)さん、元民主党参議院議員の松井孝治(まついこうじ)さん、事業家の高家悠(こうけゆう)さんの5人。
立候補を表明していたNPO代表の寺田浩彦さんは立候補を取りやめました。

松井さんは京都市出身。通産省の職員を経て、2001年の参議院選挙で民主党公認で立候補し、初当選。2009年に発足した鳩山由紀夫内閣で官房副長官を務めました。
政界を引退後は慶應大学の教授を務め、政策通として知られています。
今回の選挙では自民党、立憲民主党、公明党、国民民主党が推薦。門川市長の実質的な後継候補として、国や京都府との「府市協調」を掲げ、初当選しました。

門川市長の市政とは

2008年2月の選挙で初当選して以来、4期16年にわたって市長をつとめた門川市長。
2023年8月に次の市長選挙に立候補せず、引退することを表明しました。

財政再建

京都市は、公債償還基金を取り崩すなどで、赤字を穴埋めする財政運営を続けてきました。
2021年には5カ年の「行財政改革計画」をまとめます。これは市民の負担の引き上げや補助金の削減などが盛り込まれ、批判をあびました。
2022年度の決算では22年ぶりに黒字になりましたが、財政再建は最大の課題です。

観光

オーバーツーリズムが大きな課題となりました。
京都市は宿泊施設の誘致を進めてきましたが、逆に増えすぎてしまい、それが地価の高騰を招いたとともいわれています。
2018年には宿泊税を開始。税収は道路や駅のバリアフリー化などにあてられています。
コロナ禍でいったん落ち込んだ観光客数は、2022年にはコロナ禍前の約8割にまで回復しましたが、再び観光と市民生活のバランスが問題となっています。

子育て

京都市は「子育て・教育環境日本一」をスローガンに子育て施策に取り組んできました。
一方で子育て世代の市外への流出が多く、今後も市の財政難と保育行政の両立が課題とされています。

人口減少

京都市の人口は減少が続いています。
人口流出の課題を受け、2023年には2007年に導入された「新景観政策」を見直し、市内の一部で高さ規制が緩和されました。
今後も人口減少対策は大きな課題です。

課題が山積みの京都市。新市長は2024年2月25日から就任します。